広島電鉄


広電には路線が数多く存在し、規模からすると日本最大です。 100万都市で路面電車が市民の主な交通手段となっているのは広島だけです。自家乗用車の普及や地下鉄が通るようになってから、 日本の各地の大都市では路面電車が次々と廃線になっていきました。広電も時代の流れから廃止の危機に直面しましたが、 市民の広電に対するあつい思いと日本全国の廃止路線の車両を安く譲り受けるなどの策をとった広島電鉄の努力により、 21世紀の現在でも広電は走り続けています。
5番線(比治山下経由宇品線)的場町電停にて。この車両は大阪市電(昭和44年廃線)から譲り受けたものです。 広島電鉄はこのほかにも各地で廃線になった路面電車の車両を譲り受け、現在でも現役車両として走行させています。 そのため、広島電鉄は"路面電車の博物館"と言われることもあります。

猿候橋付近にて。車両が4台連なって止まっています。実はここのページの車両画像のいくつかは、 平成13年伊予灘地震発生1時間直後のもので、この写真は路線の安全確認のための運行中断時のものです。

広島駅前電停にて。路面電車は広島市民にとってはかかせない交通手段です。
手前に見える車両はドイツから輸入された"グリーンムーバー"で見た目もかっこいいですが、低床車両ということもあり、 体の不自由な方でも楽に乗降が出来る用に設計されています。ちなみにまだ運行中断中です。

広島駅前電停にて。3両編成のグリーンライナーです。

猿候橋付近にて。安全の確認が出来たため運行を再開しました。 前方に見えるのは西鉄福岡市内電車(昭和54年廃線)の車両です。

的場町付近にて。グリーンムーバーです。宮島線はまだ全線復旧していないらしく、 「商工センター入口行き」というのを6年間で初めて見ました。

八丁堀付近にて。市内を走る路面電車です。路面電車の営業距離(専用軌道の宮島線を除く)としては土佐電鉄に負けはしますが、 路線の多さや利便性から日本一の路面電車と言われることもあります。

八丁堀付近にて。Jリーグのサンフレッチェ広島の広告電車です。地元ならではの風景です。

稲荷町電停にて。この車両は京都市電(昭和53年廃線)から譲り受けたものです。 京都市電車両には系統板の下に「祇園」や「金閣」といった京都ならではの地名や言葉が書かれています。 ちなみにこの車両には「舞妓(まいこ)」と書かれています。

的場町付近にて。この車両は神戸市電(昭和46年廃線)です。

超低床車両5000形グリーンムーバーのペーパークラフトです。千田車庫で開催された路面電車まつりでいただきました。 まだハサミを通していません。

被爆車両のペーパークラフトです。平和記念資料館のおみやげコーナーで購入しました。 広電では被爆した車両を改良して現在でも現役車両として数両走らせています。

グリーンムーバー車内。

銀山町電停にて。

平成13年11月1日に駅名と電停名がかなり変更されました。(例:宇品→広島港)

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