つぶやきのPage(2004年のログ)
2004年のログです.
  • (2004年10月31日)青波選手会オークション
  • (2004年10月27日)ベストナイン04
  • (2004年10月23日)2年ぶりのJ観戦
  • (2004年10月16日)2004年シーズン総括
  • (2004年10月3日)プレーオフ第3戦
  • (2004年10月2日)プレーオフ第2戦
  • (2004年10月1日)プレーオフ第1戦
  • (2004年9月30日)2度あることは3度ある
  • (2004年9月21日)プレーオフまでM1(暫定)
  • (2004年9月6日)社会人野球初観戦
  • (2004年8月27日)斉藤和巳完投勝利
  • (2004年8月13日)私の野球の原点・巨人帽
  • (2004年8月10日)それゆけカープ
  • (2004年8月6日)7月度月間MVP
  • (2004年7月25日)東京ドーム最終戦
  • (2004年7月24日)1000本安打
  • (2004年7月14日)キューバ代表対日本代表
  • (2004年7月13日)日本代表対キューバ代表
  • (2004年7月11日)パ・リーグ4番小笠原
  • (2004年7月5日)初ジャージ
  • (2004年7月4日)BBMスポーツカードショー2
  • (2004年6月28日)小笠原道大球宴ファン投票選出
  • (2004年6月26日)オリックスブルーウェーブ
  • (2004年6月25日)日本代表小笠原道大アテネ五輪へ
  • (2004年6月15日)あの想い出の席で・・再び・・
  • (2004年6月12日)東京ドームで広島を想う
  • (2004年6月7日)あの想い出の席で・・
  • (2004年6月4日)東京ダービーマッチ
  • (2004年5月30日)ミントトレカフェスタ
  • (2004年5月23日)松坂v.s.斉藤和巳
  • (2004年5月21日)川尻炎上
  • (2004年5月2日)首位独走
  • (2004年4月29日)市ヶ谷カードショー
  • (2004年4月19日)ガッツ生HR
  • (2004年4月17日)勝てぬ
  • (2004年4月16日)カムバックto東京
  • (2004年4月11日)BBMスポーツカードショー
  • (2004年4月5日)関東での今季初戦
  • (2004年4月3日)斉藤和巳ビジターで負ける
  • (2004年3月28日)MLBプレシーズンゲーム
  • (2004年3月27日)パ・開幕戦
  • (2004年3月21日)オープン戦3
  • (2004年3月20日)オープン戦中止
  • (2004年3月17日)オープン戦2
  • (2004年3月13日)オープン戦
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    2004年10月31日 青波選手会オークション


     両親とヤフーBBスタジアム(神戸市須磨区)にて,オリックスブルーウェーヴの公開練習の観覧,およびオリックス選手会主催のチャリティーオークションに参加してきた. 300人近くが参加したチャリティーオークションで,谷中真二投手(西武→阪神→オリックス)のサイン入りTシャツ&サイン入りスパイクシューズを落札. また,選手会長の三輪隆捕手(オリックス)とのジャンケンに5連勝で勝ち抜き(確率,実に0.4%),三輪選手のサイン入りバッティンググラブも指定額で落札した.

       
    谷中真二投手のサイン入りTシャツ&サイン入りスパイクシューズ





    三輪隆捕手のサイン入りバッティンググラブ





    2004年10月27日 ベストナイン04


     今シーズンのセ・パ両リーグのベストナインが今日発表された. パ・リーグでは,三塁手部門で小笠原道大選手(北海道日本ハム)が選出された. 小笠原道大選手,2年連続4度目(三塁手部門では2年連続2度目)のベストナイン受賞おめでとうございます.

    2004年ベストナイン
    セ・リーグパ・リーグ
    川上(中)岩隈(近)
    古田(ヤ)城島(ダ)
    T.ウッズ(横)松中(ダ)
    荒木(中)(*)井口(ダ)
    ラロッカ(広)(*)小笠原(日)
    立浪(中)川崎(ダ)
    井端(中)和田(西)
    嶋(広)SHINJO(日)
    金本(神)谷(オ)
    ローズ(巨)セギノール(日)

    (*)セ・リーグの二塁手部門で2名選出されているのは,荒木選手とラロッカ選手の得票数が同じため.





    2004年10月23日 2年ぶりのJ観戦


     日本シリーズも今日は移動日なので,両親と神戸ウィングスタジアム(神戸市兵庫区)にて,Jリーグ2ndステージ,ヴィッセル神戸対サンフレッチェ広島を観戦した. ここのスタジアムは,一昨年のワールドカップで使用されたスタジアムで,私自身,ワールドカップが行われたスタジアムでサッカーを観戦するのは初であった. しかもサッカー専用スタジアム(こちらも初めて)なので,ピッチとの距離がすごく近くて,非常にエキサイティングであった. 試合中のカズ(神戸)と森崎ツインズ(広島)を観ることができて満足だった.結果は,2対2の引き分け.




    2004年10月16日 2004年シーズン総括


     9月27日にパシフィックリーグ,10月16日にセントラルリーグの今シーズンの全日程が終了. 今シーズンのプロ野球の幕が下りた. 今シーズンは,パ・リーグを中心に22試合球場へ足を運び,パ・リーグの野球の楽しさを肌で感じることができた. また,今年は,ナゴヤドーム(名古屋市東区),札幌ドーム(札幌市豊平区)で初めて観戦をして, これでプロ野球12球団すべてのフランチャイズ球場で観戦を果たしたことになる.

    今シーズン球場で観戦した試合での,チームごとの成績を以下にまとめてみた.

      試合勝率
    北海道日本ハムファイターズ 9450.444
    福岡ダイエーホークス 7430.571
    西武ライオンズ 6330.500
    千葉ロッテマリーンズ 5320.600
    オリックスブルーウェーブ 3210.667
    讀賣ジャイアンツ 3210.667
    ヤクルトスワローズ 3210.667
    中日ドラゴンズ 2110.500
    広島東洋カープ 2110.500
    大阪近鉄バファローズ 2020.000
    阪神タイガース 1010.000
    横浜ベイスターズ 1010.000





    2004年10月3日 プレーオフ第3戦


     雨の降る中,西武ドーム(埼玉県所沢市)にて,パ・リーグプレーオフ第1ステージ第3戦:西武対北海道日本ハム戦を観戦した. この試合で勝ったチーム(西武は引き分けでも良い)が,福岡ダイエーとのプレーオフ第2ステージへ進出することができる. まさに,今日のこの1試合ですべてが決まる. こんなスリリングな試合を観戦するのは初めてだ. 場所は所沢,チームも西武と北海道日本ハムということもあり,観客も特に片方のチームの応援にかたよることなく, ほぼ五分五分の応援で,雰囲気的にも最高であった. 初回,いきなりセギノール(日)が三点本塁打を放ち,北海道日本ハム有利かと思ったが,3回の裏に捕手の高橋信(日)の配球ミスもあり, 江尻(日)からカブレラ(西)が満塁本塁打を放ち,西武があっさりと逆転. その後,西武が1点を加え,2点差を保って,最終回9回の表,マウンドには守護神,豊田(西)があがった. 普通にいくと,豊田(西)が抑えて試合終了という展開だが,この9回の表,裏にとてつもないドラマが待っていた. 9回の表一死一塁で,打者は今日先発を外れて途中から出場していた木元(日). ここでなんと木元(日)が,豊田(西)から起死回生の同点二点本塁打を放つ. これまで,沈みかけていた日ハムファンも一気に奮起する.球場の雰囲気は最高だ. 結局この回は北海道日本ハムは勝ち越すことはできなかったが,9回の裏は万を持して,マウンドに守護神,横山(日)が上がる. しかし今度は,西武の和田が横山(日)からサヨナ本塁打をレフトスタンドへと放つ. 試合は決まった.プレーオフ第2ステージ進出チームも決まった. しかし,そんなことよりも,この物凄い熱戦をした両チームの選手達が輝いていた. 普段なら選手はファンサービスで,守備から戻ってきた時にスタンドにボールをよく投げ入れるが,この3連戦ではそんな風景も目にすることはなかった. 最高のファンサービスは勝つこと. 泥臭い野球でもいい,とにかく勝つことが,最高のファンサービスであるということを感じた. ひとまず,第1ステージを終えて,プレーオフ制度は結果的に良かったのではないかと思う. プレーオフ第2ステージの,福岡ダイエー対西武の5連戦も素晴らしい試合を期待している. 和田(西)のサヨナラ本塁打で歓喜する西武の選手とは対称的に,北海道日本ハムの選手は無言でベンチに引き上げてくる. 「良くやった.」「いい試合だった.」「来年頑張れよ.」といった声が日ハムファンからどことなく出てくる. 私も,「いい試合したんだから,ダイエーに勝って優勝せーよ!」と無意識に西武ベンチ側に叫んだ. 激戦を戦い抜いた日ハムナインに絶大な拍手が送られる. 来年こそ,優勝だ. 頑張れ,ファイターズ.


    9回表,豊田(西)から奇跡的な同点二点本塁打を放ち一塁を回る木元(日)




    9回裏,横山(日)から劇的サヨナラ本塁打を放ち本塁へ戻る和田(西)





    2004年10月2日 プレーオフ第2戦


     西武ドーム(埼玉県所沢市)にて,パ・リーグプレーオフ第1ステージ第2戦:西武対北海道日本ハム戦を観戦した. 昨日の第1戦で西武が勝ったため,今日西武が勝つと,西武のプレーオフ第2ステージ進出が決まる. 土曜日のデーゲーム,そして注目を浴びているプレーオフ試合ということもあり,西武ドームには,45,000人の観客が詰めかけた. もう1勝も落とせなくなった北海道日本ハムは,初回いきなり小笠原(日)が,西武先発の張(西)から,先制本塁打を打ち,1点先制した. これで,小笠原(日)は,昨日の松坂(西)からの本塁打を含め,プレーオフ2試合連続本塁打となった. その後,北海道日本ハムは,佐藤(西)の安打で1点を失うが,6回に連打で一挙4点を奪い,最終回1点差まで追いつかれるも, ミラバル(日)−横山(日)のリレーで西武打線を抑え,第2戦に勝ち,プレーオフ第1ステージ1勝1敗のタイに持ち込んだ. 今日のお立ち台は,先制本塁打,決勝安打を含む4打数3安打2打点の活躍をした小笠原選手(日). 初めて生で観る小笠原選手(日)のお立ち台. しかも,プレーオフという大事な試合でのお立ち台,嬉しかった. いよいよ,明日,プレーオフ第1ステージ第3戦,勝ったチーム(西武は引き分けでも良い)が, 福岡ダイエーとのプレーオフ第2ステージへ進出することができる. 西武ドームで観戦するときは,自宅から,所沢まで片道1時間半くらいかかる. 連日の観戦になるがそんな疲れも忘れさせてくれるくらい,この1球1打に喚起するプレーオフ試合,面白いぞ.


    プレーオフ第1ステージ第2戦




    張(西)から先制本塁打を放ち三塁を回る小笠原(日)




    第2戦は北海道日本ハムの勝利





    2004年10月1日 プレーオフ第1戦


     西武ドーム(埼玉県所沢市)にて,パ・リーグプレーオフ第1ステージ第1戦:西武対北海道日本ハム戦を観戦した. 日本シリーズを観戦したことのない私にとっては,シーズン中とは違った, 1試合の勝利の重みが大きい一発勝負の試合を観戦することは初めてだった. 今回は,3連戦で先に2勝した方(1勝1敗1分ならシーズン2位の西武が第二ステージへ進出)がリーグ優勝をかけた第二ステージへ進出する. 西武先発は,松坂(西). 北海道日本ハム先発は,金村(日). ともに両エースをたてての第1戦であった. 試合内容は,西武が点をあげれば,すぐに北海道日本ハムが追いつくといった, 緊迫かつ白熱した試合展開であった. 結果,効率的に本塁打で点を重ねた西武が, 10対7で北海道日本ハムに勝ち,第二ステージ進出に大手をかけた.


    松坂(西)から同点3点本塁打を放ち一塁を回る小笠原(日)




    第1戦は西武の勝利





    2004年9月30日 2度あることは3度ある


     明治神宮野球場(東京都新宿区)にて,ヤクルト対中日戦を観戦した. リーグ優勝へのマジックを1としている中日は,今日のヤクルト戦で勝つか引き分けで,優勝が決まる. 目の前で落合監督の胴上げを観ることができるかもしれないという期待を胸にして球場へ足を運んだ. ちなみに,私は過去に,M1のチームのリーグ優勝を賭けた試合を2試合観戦している. 1試合目は,93年のグリーンスタジアム神戸(現ヤフーBBスタジアム)でのオリックス対西武戦. 2試合目は,02年の千葉マリンスタジアムでの
    千葉ロッテ対西武戦. ともに,M1でリーグ優勝を賭けた西武の試合であったが,両試合とも,西武が負けたため,リーグ優勝の瞬間と胴上げを観ることができなかった. 3度目の正直か,2度あることは3度あるか・・. 中日の先発は,大方の予想の山本昌(中)ではなく,なんと小笠原(中)・・・. これも,地元胴上げでもいいという落合監督の”オレ流”采配か・・. でも,今年の小笠原(中)は,中継ぎに,リーグ終盤には先発にと,オレ流采配で今年見事に開花した選手であることは間違いない. でも,やはり,左のエース山本昌(中)でいって欲しかった. 試合内容は,中盤までは点の取り合いで,3対3の同点. しかし,8回の裏にラミレス(ヤ)の勝ち越し二点本塁打が出て,5対3で中日の負け. 結局,”2度あることは3度ある”という結果になってしまった. 首都圏に住んでいる以上,毎年胴上げ試合を観ることができる可能性は高い. 胴上げ試合を観るという夢は,また来年以降に託そう.




    2004年9月21日 プレーオフまでM1(暫定)


     札幌ドーム(札幌市豊平区)にて,札幌在住の友人と北海道日本ハム対福岡ダイエー戦を観戦した. 今回が札幌ドームでの初観戦となったが,今回のこの観戦で,プロ野球全国12フランチャイズ球場のすべての球場での観戦を達成することができた. 平日にもかかわらず,昨日のSHINJO(日)の劇的な幻のサヨナラ満塁本塁打の余韻も冷めない中,なんと今季最多の43,000人の観客がドームに足を運んだ. もちろん,札幌ドーム今季最終戦(暫定:ストライキの代替試合が開催されない場合),および, プレーオフ進出までのマジックが2(暫定:ストライキの代替試合が開催されない場合)ということもあり今日にもプレーオフ進出が決まるかという試合でもあるが,これだけの人達が,ファイターズのユニフォームやグッズを身にまとい, ドームに足を運ぶ姿を見て,”ファイターズが地元にしっかりと密着している”ことをしっかりと感じることができて,すごく嬉しかった.

     試合内容は,3点先制した福岡ダイエーに対し,5回の裏北海道日本ハムは,4回までを小笠原(日)の安打1本だけに抑えていた好投福岡ダイエー先発の和田(ダ)から,島田(日),SHINJO(日)がそれぞれ二点本塁打で4点を奪い,ついに逆転. さらに,追加点を重ね,結果7対3で北海道日本ハムの勝利. SHINJO(日)に促されて,お立ち台に立ったヒルマン監督のヒーローインタビュー,選手全員による最終戦セレモニー(暫定),何もかも嬉しかった. ここ”本拠地”北海道でファイターズの勝ち試合を観戦することができてとても満足であった. さて,気になるプレーオフ進出だが,所沢で千葉ロッテが西武に勝ったため,M1(暫定)どまりで,今日のプレーオフ進出決定(暫定)はなくなった. さらに,西武が負けたため,リーグ1位通過までのマジックを1としていた福岡ダイエーのリーグ1位通過が決定した. プレーオフ制度がなければ,今日,目の前で福岡ダイエーの優勝胴上げを観ることができたと思うと少し残念である.

    最後に,城島健司選手(ダ),通算1000試合出場おめでとうございます.

       





    2004年9月6日 社会人野球初観戦


     東京ドーム(東京都文京区)にて,第75回都市対抗野球大会決勝・ホンダ(狭山市)対王子製紙(春日井市)戦を観戦した. 今回が社会人野球初観戦であった. 都市対抗の何が凄いと言ったら,あの両社(??)の応援合戦の迫力がもの凄い. アクロバチックな応援団に吹奏楽団,そして社員(??)一団となった熱烈な応援・・. 高校野球の応援と大学野球の応援を融合したような感じ・・. しかも,高校野球(例:甲子園)や大学野球(例:明治神宮野球場)と違って,ドーム球場で行われるので,ドーム内にその声援,鳴り物,吹奏楽器,熱気等々が反響して,これがまた凄い・・. 結局,3回の裏の王子製紙の攻撃中から,6回の裏の王子製紙の攻撃終了時まで観戦したが,試合に全く集中できずに,社会人野球の雰囲気だけを体験して帰ったって感じであった. 試合結果は,同点で迎えた延長10回の裏に,林(王子製紙)の劇的なサヨナラ本塁打で王子製紙が勝ち,愛知県勢の初優勝となった.

     今回,社会人野球を初観戦したことによって,プロ野球,社会人野球,大学野球,高校野球,中学野球(自分自身が試合出場及びベンチから観戦(??))観戦を制覇した. 後,残すは,リトルリーグのみ??




    2004年8月27日 斉藤和巳完投勝利


     西武ドーム(埼玉県所沢市)にて,西武対福岡ダイエー戦を観戦した. 今日がおそらく関東での斉藤和巳(ダ)の最終登板になるので,久し振りに所沢まで足を運んだ. 試合内容は,序盤から福岡ダイエー打線が大爆発し,ズレータ(ダ)が特大本塁打を含む4打数4安打7打点2本塁打,松中(ダ)も5打数4安打5打点1本塁打で,終わってみれば,チーム24安打20得点で,20対4で福岡ダイエーの圧勝. お目当ての斉藤和巳(ダ)は,序盤に4失点はしたものの,4回以降は西武打線をわずか3安打に抑え,9回裏ワンアウトランナー1塁の場面で打者の細川(西)を三振にとり,スタートを切っていた走者の石井義(西)を捕手の田口(ダ)が2塁で刺し,三振ゲッツーで見事完投勝利,そして今季10勝目(5敗)に到達し,2年連続の二桁勝利となった. 私にとって,ずっと念願だった,福岡ダイエーが勝利の瞬間に斉藤和巳(ダ)がマウンドにいる,つまり斉藤和巳の完投勝利を,今季最後の斉藤和巳(ダ)の登板試合観戦で,初めて観ることができた. そして,今日のお立ち台もカズミだった. 西武ドームで観戦する時は,いつも内野3塁側指定席だから,間近でカズミのヒーローインタビューを観ることができた. 奇遇にも,私がカズミの登板試合を観戦したここ3試合すべて,カズミは勝ち投手になってるし,すべてお立ち台にたっている. 斉藤和巳ウォッチャーの私としては至福の限りである. 今日のカズミのお立ち台の姿ももちろん凛々しかった.

     今日一番驚いたのは,今日の午後アテネから帰国して,夜都内で記者会見をしたばかりの五輪代表メンバーの城島(ダ)が,9回の表に代打で出場したことである. 結果は惜しいあたりのレフトライナーに終わったが,城島選手の野球に対する意気込みを強く感じた. もちろん今日一番の大声援を受けたことは言うまでもない. 同じく五輪代表メンバーの和田(ダ)も終盤にブルペンに立ち,投球練習を開始し,一時ブルペン前は福岡ダイエーファンで騒然となったが,もちろん和田(ダ)の登板はなかった. 結局,五輪代表メンバーでこの日試合に出場したのは,24人中,城島(ダ)ただ一人である. 五輪では,日本代表の4番・キャッチャーの大役をこなし,銅メダル獲得の原動力となり,帰国すると休む間もなく福岡ダイエーの選手として試合に志願して出場する城島のこの意気込み,大したものだ. 打席に立つとき,凡退後にベンチに下がるとき,笑顔ひとつも見せずに,五輪の試合の時同様の真剣なまなざしで終始徹していたのも,城島の野球に対する熱い気持ちの表れだと思う. 城島健司捕手がプロ野球を代表する素晴らしい選手であることは言うまでもない.




    2004年8月17日 2年連続プロ野球全12球団観戦


     ナゴヤドーム(名古屋市東区)にて,中日対阪神戦を観戦した. ナゴヤドームでの観戦は私にとって今回が初めてであった. ドーム内の造りは,福岡ドームに似た構成になっていた. 試合結果は,阪神の後半の矢野(神),葛城(神)の本塁打による追い上げも後一歩及ばず,9対8で中日の勝ち. 今日,中日と阪神の試合を観戦したことによって,2年連続でプロ野球全12球団の試合を観戦することができた. 試合終了後,最寄り駅である名古屋市営地下鉄ナゴヤドーム前矢田駅に向かう通路で, 阪神の応援グッズを身にまとった数人の”観戦者”(ファンとは絶対言いたくない)が, 周りを気にすることなく,六甲おろしや選手の応援歌を大声で歌ったり,メガホンをたたいたり,ジェット風船を飛ばしたり,やりたい放題. 情けない・・.非常に迷惑である. まさか,名古屋”でも”このお馴染みの光景を見ることになるとは・・. もう本当に情けない. 近くで,耳をふさいで苦痛な顔をしている女の子がいて,その子を見ているとますます情けなくなった. はっきりいって迷惑だ. 彼らには全国の球場どこにも来て欲しくない. 野球観戦から身を引いて欲しい. 私の心は,ますます,阪神ファンからパ・リーグファンに移りつつある.






    2004年8月13日 私の野球の原点・巨人帽


     私の父親は,30年以上もの熱狂的な巨人ファンである. 父親の出身は三重県で,東海地方ということもあり,中日ファンが大勢を占める. しかし,私の父親は,丁度,巨人の王・長嶋を始めとするV9時代の黄金期の巨人をテレビで観ているせいか,それがきっかけで巨人ファンになったらしい. 就職で神戸に来てからも,フランチャイズ球団である周りの熱狂的な阪神タイガースファン及び,阪急ブレーブス(現:オリックスブルーウェーブ)ファンの中にあっても,巨人ファンを貫いていた. 男の子の子供が生まれたときに,自分のひいきのチームのファンになって欲しいという想いは,野球が好きな大多数の男性なら,必ずあると思う. もちろん,私の父親も例外なく,幼い頃の自分に対して,巨人ファンになってもらいたかったのか,巨人の帽子を買ってくれて,被らされていた. でも,周りの影響もあり,幼少期の私は結局,地元の阪神タイガースをひいきチームとして選んでしまった. 今思うと,当時,父親としてはやはり少し淋しい想いがあったかもしれない. 時は流れて,20数年が経ち,今回,私に会いに父親が上京してくれた. 何か少しは,観光に連れて行ってあげたいなと思っていた時に,たまたま今日,東京ドームで巨人戦が行われることを知り, 長年,巨人ファンである父親が,一度も巨人のホームスタジアムである東京ドーム,及び昔の後楽園球場で一度も観戦したことがないことを知り,それなら是非ということで,父親を東京ドームでの試合に誘った.

     というわけで,東京ドーム(東京都文京区)にて,巨人対横浜戦を観戦した. 是非,父親に喜んでもらいたいという想いから,今日に限って,巨人を応援した. 試合内容は,今年,一発病,及びいまいち波に乗れない巨人の先発、高橋尚が,4被安打6奪三振1失点の今年一番の見事な投球内容で見事完投した. 打線の方も,巨人の史上最強打線が爆発し,ペタジーニ,小久保,堀田,清水の4本塁打が飛び出し,見事,今季チーム通算206本となり,チームのシーズン最多本塁打の球団新記録となった. 試合結果も7対1で巨人の勝ち. 父親が,見たいといっていたローズ(巨)の本塁打は出なかったが,豪快な4発の本塁打と,高橋尚(巨)の安定したピッチングでの完投勝利に父親もとても満足していたようだ. 私も,今日一日は,父親のためにも巨人の勝ちを祈って,巨人を応援していたが,巨人の完勝に対してとても嬉しかった. いつも迷惑をかけている父親に対して,少しでも親孝行が出来たかなと・・.

     さて,話は戻って,最初の巨人帽の話になるが,今回,私は球場で巨人帽を購入して,自宅に戻るまでずっと被っていた. 私からも,何故巨人帽を買って被ったのか,父親にあえて話をしないし,父親も阪神ファンである私が,何故巨人帽を買って被っているのか全く聞かなかった. そこに会話なんて必要ない.男同士の絆とでもいようか,父親に何かを感じ取ってもらっていればそれで十分. 私がここまで野球好きになったのも,父親が巨人ファン,そして野球が好きだったことがとても影響している. もちろん,父親とキャッチボールも良くした. 私が最初に野球と触れ合ったのが,幼少期に父親が買ってくれた巨人帽であり,それが私が野球好きになった原点でもある. 残念ながら,私を巨人ファンにしたいという父親の願望は,私の阪神ファンへの移行もあり,叶わなかったわけだが,時は流れて,今こうして父親の前で巨人帽を被って父親と一緒に巨人を応援することによって, 少しは,父親に喜んでもらえたかなと思う. 父親は結構鈍感なところがあるから,そのような私の想いに気づいてくれていない可能性もあるが,自分自身が野球好きになった機会を与えてくれた父親に対してすごく感謝してる. やはり,私が巨人帽を買って被ったことに対して,決して会話は必要ない. 必ず,父親と息子の間で通じ合うものがあったと確信している.




    2004年8月10日 それゆけカープ


     最近運動不足なので,いつもの神宮外苑のバッティングセンターで一汗かいた.その後,目の前の神宮球場から,照明のライトと歓声,メガホンの音が私を自然と球場へと足を運ばせる・・. というわけで,明治神宮野球場(東京都新宿区)にて,ヤクルト対広島東洋戦を観戦した. 今日は,5回の表のヤクルトの攻撃中からの観戦. 今日も外野レフト側自由席のカープファンの中でまったりと観戦した. いつもの通り,カープファンは本当に相手チームの選手や応援団を野次らない. 日本一のファンだと思う. もっと,特に”セ・リーグ”の他のチームのファンにも見習って欲しいものだ. パ・リーグの野次も酷い時には酷いが,セ・リーグほどではない. ここからは何十試合とパ・セ両リーグの外野席で観戦してきた私の個人的主観ではあるが,セ・リーグのファンは一般的に相手チームや相手チームのファンをボロクソに野次る. おらがチームで相手チームはほとんど興味もない、ましてや,パ・リーグなんてまったく興味ないというか知らないという傾向が強いと思う. それに比べ,パ・リーグのファンは一般手に自分の応援しているチームの不甲斐ないプレーに対して野次る. 相手チームや相手チームのファンを野次ることは滅多にない. 逆に暇なときに相手チームの応援歌や選手の応援歌を口ずさんでいるくらいだ. パ・リーグのファンはパ・リーグはもちろん,セ・リーグの野球や選手のことをすごく良く知って言って,球場外野席ではいたるところでパ・セ両リーグのいろいろなチームや選手の話題で持ちきりだ. 真の野球ファンだと思う. 決して,自分の好きなチームの選手だけを覚えて応援することを否定しているわけではない. でもせっかくプロ野球2リーグ12球団あっていろいろなチーム,チームカラー,チームスタイルがあるわけで,個人的にはプロ野球好きの人には,もっと視野を広げていろいろなチーム,選手,プレースタイル,経歴なども知って欲しい. 今までのプロ野球の楽しみが12倍になるから. 話はそれたが,個人的見解だがセ・リーグでは唯一,カープファンがパ・リーグのファンの傾向に近いと思う. 外野席にいても,野次はないし,セ・リーグはもちろんパ・リーグのチームや選手の話題がちらほらと自然に後ろから耳に入ってくる. 本当に,カープファンは野球を良く知っている. 日本一のファンだと思う. 今日,後ろに座っていたカープファンのおじさん達の会話の「巨人をふたつのチームに分ければ戦力も均等で12球団でいけるじゃん」のフレーズが妙にツボにはまって笑ってしまった.

     さて試合内容だが,広島東洋の今季両リーグ最多タイの24安打,そして4本塁打15得点と赤ヘル打線大爆発もあり,15対5で広島東洋の勝ち. 今や”赤ゴジラ”として時の人となってしまった嶋(広)だが,自分が広島に住んでいた4,5年前の頃は1軍2軍の往復でなかなか1軍での活躍の場がなかった. 今年ようやく開花して今やチームの欠くことできない主力打者(入団時は投手だったけど・・)になった. 地道に諦めずに頑張って遅咲きで活躍する選手はやっぱりそれだけいろいろな苦難を乗り越えてきたわけだし,斉藤和巳(ダ)同様,自然と応援してしまう. 広島東洋では,今年,同様に力をつけてきた森笠,少しづつチャンスを与えられてきた朝山も応援している. もちろん嶋同様,広島に住んでいた4,5年前から注目してた. 森笠は,99年のルーキーイヤーの初スタメンの試合を広島市民球場(広島市中区)で観戦してるし, 朝山は,昨年の甲子園球場での
    阪神戦で井川(神)から本塁打を打ったのを観戦している. 若ゴイって言う年齢でもそろそろなくなってきたが,森笠選手(広)と朝山選手(広)は引き続き応援していきたいと思う.

     ちなみに,朝山東洋選手(広)は,生まれた年と日にち,つまり生年月日が自分とまったく同じ.それで,名前が”東洋”だから, 広島東洋カープに入団するために生まれるべくして生まれたって感じがして,神秘的.

     帰りに青山にある広島(県)ご当地ラーメンの尾道ラーメン屋でラーメンを食べて帰った.とことん広島じゃけんな夜だった.




    2004年8月6日 7月度月間MVP


     今日、パ・セ両リーグの7月度の月間MVP賞受賞者が発表された. パ・リーグでは,野手部門で,北海道日本ハムの小笠原道大選手が5度目の受賞,投手部門で,福岡ダイエーの新垣渚投手が2度目の受賞となった. セ・リーグでは,野手部門で,讀賣の小久保裕紀内野手がセでは初の受賞(パで福岡ダイエーで1度受賞),投手部門で,ヤクルトの五十嵐亮太投手が初の受賞となった.

    小笠原道大選手,パ・リーグ3人目となる5度目の月間MVP賞の受賞おめでとうございます.




    2004年7月25日 東京ドーム最終戦


     東京ドーム(東京都文京区)にて,北海道日本ハム対オリックス戦を観戦した. 今日の試合が今季の北海道日本ハムの東京ドームでの最後の主催試合となった. 昨日,小笠原(日)の1000本安打の瞬間を観ることができたので,今日はいつもの通り,特に極端な感情移入をすることなく外野レフト席最前列でのんびりと観戦. 昨年パ・リーグの試合を東京ドームでのんびりと観戦することの楽しさを知ってはや1年. 初めて東京ドームで観戦したパ・リーグの試合は,昨年の日本ハム対オリックスの
    試合で,同じく外野レフト側最前列でのんびりと観戦したが, その時は,チケットは金券ショップで300円で購入したファンクラブ用の招待券で,観客数は公式発表では10,000人となってはいたが,明らかに水増しで実際は8,000人くらいだったような気がする. 日本ハムとオリックスでその試合に出場した選手の中で当時知っていた選手は,小笠原(日),田中幸雄(日),坪井(日),金子(日),實松(日),芝草(日),伊達(日),大島(オ),谷(オ),山崎(オ),葛城(オ:現阪神),塩谷(オ),三輪(オ),具臺晟(オ),吉井(オ)くらいで,知らない選手がかなりいた. 当時プロ野球通と自負していた私にとって,プレースタイルどうのこうのと言う以前にパ・リーグの選手の名前すら知らない,所詮セ・リーグの殻に閉じこもっていたということを痛感して,心の中でものすごく恥ずかしい思いをした. セ・リーグとは野球自体はもちろん,実力も引けをとらないのに,この差はいったい何なんだと驚愕した覚えがある. そして,今日おそらく私にとっては最後となる東京ドームでのパ・リーグの観戦,奇しくも同じファイターズ対ブルーウェーブ戦,でも何もかも去年とは違っていた. パ・リーグ人気に,SHINJOを始めとする北海道日本ハムファイターズの東京での人気熱の高まりもあり,今日の試合の公式観客数は32,000人に達した. チケットももちろん外野自由席一般料金の1500円での観戦. このパ・リーグ人気の一役をかっている選手の中にSHINJO(日)がいることは間違いない. 昨日の試合で負けた雰囲気を変えるべき,前回の福岡ドームでのカエルの被り物を被っての守備練習に引き続き,今日は真っ赤なスパイダーマンの全身被り物を着ての守備練習,完全なエンターテイナーである. しかし,いざ,2番センターで出場し,試合が始まると,1回の表のブラウン(オ)のセンターへの,普通なら余裕で二塁打になる当たりの打球を見事に処理し,二塁へのダイレクトでの送球で見事ブラウンを二塁の手前で余裕を持って捕殺した. 打っても3安打猛打賞で北海道日本ハムのチャンスメークに貢献した. SHINJOは,言葉や格好だけで目立つのではなく,きちんとプレーで魅せてくれるのですごく好感度があり,かっこいい.

     試合内容は,北海道日本ハム先発のミラバル(日)が序盤にオーティズ(オ)に二点本塁打を打たれ,オリックスが先制したが,その後我慢の投球内容でオリックス打線を無得点に封じ, 中盤に,それぞれ小笠原(日),オバンドー(日)が二点本塁打を打ち,北海道日本ハムが逆転し,その後も追加点を重ね,最終回,武田(日)の乱調もありオリックス打線に追い上げられたが,"守護神"横山(日)が最後をしめて,8対5で北海道日本ハムの勝ち. 今日,小笠原(日)が3打数2安打で打率を.353に上昇させ,福岡ダイエーの松中,城島が,福岡ドームの対千葉ロッテ戦で,それぞれ4打数1安打,5打数1安打で,それぞれ打率を.352,.350に下げたため,小笠原が”定位置である”首位打者の座についた. 果たして,小笠原は,パ・リーグではイチロー(オ:現マリナーズ)以来となるパ・リーグ史上4人目の3年連続首位打者になれるのか今後目が離せない.

    最後に,谷佳知選手(オ),通算1000試合出場おめでとうございます.




    2004年7月24日 1000本安打


     東京ドーム(東京都文京区)にて,北海道日本ハム対オリックス戦を観戦した. 今季のプロ野球もとうとう終盤に入ってきたが,昨日,今日,明日のオリックス3連戦が北海道日本ハムにとって今季の東京ドームでの公式戦(日本シリーズを除く)の最後のカードになる. もちろん,巨人以外の主催試合が東京ドームで開催されるのも今回が最後である. 今回の3連戦は,3試合とも事前に外野自由席のチケットを購入していたが,昨日は職場の飲み会があったため観戦せず,今日の2戦目からの観戦となった. 今日は自身2度目の東京ドーム外野ライト側での観戦(前回は北海道日本ハム対千葉ロッテ戦の
    試合.あの千葉ロッテの応援団(サポーター??)の中ではのんびりと観戦できない,もちろんセ・リーグの巨人戦は有無を言わずレフト側へ行く.)となった. 普段なら外野レフト側でのんびりと観戦するのだが,昨日現在,通算998安打を打っている小笠原選手(日)が,あと2安打を打てば,今日にも記念すべき通算1000安打を達成する可能性が充分にあったので, ライト側の日ハム応援団と日ハムファンの中で,小笠原選手のレプリカユニフォームを着用しメガホンを用いて,一緒に応援しながらその記念すべき瞬間を生で観たいという想いから,珍しくライト側で観戦した. さて,その小笠原だが,第一打席は,遊飛.第二打席は,中前安打で通算999安打目.そして迎えた5回の裏の第三打席でまたも中前安打を打ち見事プロ野球史上223人目となる1000本安打を達成した(862試合目での達成は223人中11番目で球団史上最速のスピード記録). 北海道の地元のファンには申し訳ないが,東京ドームで小笠原選手の記念すべき1000本安打を生で観ることができて良かった. オーロラビジョンで観たが,記録達成の直後に,おそらく小笠原選手のお二人の娘さん,茉由ちゃんと汐梨ちゃん(4,5才くらい?)から,花束をもらって,娘さんからほっぺにチュウをしてもらった時,普段試合中は滅多に笑顔を見せない小笠原選手が,その瞬間にふっとプロ野球選手の顔からパパのやさしい顔になった. それを観て,こっちまでうれしくなって涙腺が少し緩んでしまった.プロ野球の試合で涙腺が緩んだのは,3年前のGS神戸(神戸市須磨区)でのオリックス対大阪近鉄戦の試合での両ファン両チームが一体となった試合以来であろうか・・. その両チームが現在,本当の意味で一体になろうとしているのもなんとも言えないものがある(合併問題・プロ野球再編成問題に関して個人的見解はいっぱいあるがここの日記ではあえてそのことには触れない). 少し,話がそれたが,小笠原の第四打席は遊飛.第五打席は,四球.結果,5打席4打数2安打で通算1000安打の状態で今日の試合を終えた. 小笠原選手の97年のプロ入り初安打から,今日までの1000本目の安打の中にはもちろん昨年私が捕ったホームランボールの1安打分も含まれている(ちなみに884安打目). そう考えてみると,小笠原選手の通算1000安打の1000分の1が自分の手元にあるので非常に嬉しい. まさしくプロ野球の記録を目の前で触って感じることができる. 素晴らしいことだ. さて次は1500本安打,そして,名球界入りの条件となる2000本安打を目指して小笠原選手には頑張って欲しい. 小笠原選手は,高校を卒業してから社会人野球を5年経験しているので,プロ野球の世界には遅く入ってきて(23歳),今日現在30歳で1000安打だが,怪我さえなければ,小笠原選手の打撃技術なら2000本安打もそう不可能な数字ではないと思う.

     試合内容は,北海道日本ハム先発の正田が制球難で,たまに甘く入ったボールに対して,オリックスが序盤に攻勢し,また,北海道日本ハムの拙攻もあり,6対4でオリックスの勝ち.

    最後に,小笠原道大選手(日),通算1000本安打おめでとうございます.




    2004年7月14日 キューバ代表対日本代表


     東京ドーム(東京都文京区)にて,日本代表アテネ五輪壮行試合,キューバ代表対日本代表を観戦した. 今日は昨日とは対照的に打撃戦となった. やはりキューバの打線は凄い破壊力だ. 今日も昨日に引き続き,草野球並みの凡ミス,エラー(記録としてのエラーはキューバの1つのみ)が多く,非常に緊張感のない試合となってしまって残念である. さて注目の小笠原道大(日)は今日は8番一塁手で先発出場し,6回の裏の日本の守備時にベンチにさがった. 打席結果は,3打数1安打. 試合結果は,5対6で日本代表の負け.




    2004年7月13日 日本代表対キューバ代表


     東京ドーム(東京都文京区)にて,日本代表アテネ五輪壮行試合,日本代表対キューバ代表戦を観戦した. 投手と打者がほぼすべて初対戦ということもあり,両チームとも投手陣の力投が目だった. ただ,これも両チームとも,草野球並みの凡ミス,エラー(両チーム計5エラー)が多く,壮行試合ではあるが,代表戦という緊張感が全く感じられなかったのが残念である. さて注目の小笠原道大(日)は7番一塁手で先発出場し,4打数1安打3三振. 日本代表での安打を観ることができたので良しとしよう. 試合結果は,1対1で引き分けに終わった.




    2004年7月11日 パ・リーグ4番小笠原


     長野オリンピックスタジアムでの今季ラストのオールスター戦. しかも,パ・リーグのホーム試合でのオールスター戦. 来季,パ・リーグが消滅して,1リーグ制移行への可能性がある中,今日のオールスターが日本プロ野球最後の夢の球宴になる可能性が高い. そして,このいろいろな想いが交錯する最後のオールスターで,なんとパ・リーグの先発4番打者には指名打者で小笠原道大(日)の名前があるではないか・・. 昨日2番打者で三塁手で先発したが,シーズン前半戦最後に受けた死球の怪我の影響から,2三振をしてそのまま中村紀洋(近)と交代した. 今日は出番がないかなと思っていただけにビックリ. "ガッツ"小笠原,最後の夢の球宴でパ・リーグ魂見せつけてやれ!

     小笠原の結果は,今日も2打席で交代で,2打数1安打. それにしても,意表をついたホームスチールに有言実行のMVP獲得のSHINJO(日)は凄いね・・.


    2004年7月5日 初ジャージ


     仕事の帰り道にシングルカードをいくつか購入しに渋谷の行きつけのトレカショップへ立ち寄った. そこで,シングルカードとは別に,前日の2004BBMベースボールカード2ndバージョンの先行発売分の10パックと, BBM北海道日本ハムファイターズ2004を1ボックス(20パック分)と個別にプラス18パック購入した. BBM2004日ハムカードは,1ボックスに必ず一枚はオートグラフパラレルカード(直筆サインパラレルカード)が挿入されているらしい. 実は先々週,秋葉原の行きつけのトレカショップで,札幌ドームでの先行発売分の1ボックスを購入したが,オートグラフは1枚も挿入されていなかった. トレカ業界によると,先行発売分には,オートグラフパラレルカードが1枚も挿入されていないボックスもあるらしく,先々週購入したボックスはまさしくそれにあたる. 今日購入したボックスは,もちろん一般発売分なので,1枚きちんとオートグラフパラレルカードが挿入されていた. そして,そのカードは駒居鉄平捕手の150枚限定直筆サインパラレルカードであった. さすがに1軍レギュラークラス選手の30枚限定版の直筆サインパラレルカードをあてるのは確率的に難しい. 駒居捕手は,プロ入り4年目で,1軍経験は昨年の1試合だけで,途中出場でマスクを被り,打席の方は1打席のみで1三振. 北海道日本ハムの1軍捕手は,高橋信,實松,中嶋と層が厚いが,駒居捕手も頑張って1軍に上がって活躍してもらいたい. ちなみに,今日購入したそのボックスから,ヒルマン監督の200枚限定ジャージカードがあたった. ヒルマンじゃなくて,SHINJOだったら良かったのになとも思ったが,初めて自分でパックからジャージカードを引き当てたので妙に嬉しくなった. 今回のBBM2004日ハムカードのジャージカードは,ヒルマン,小笠原,SHINJOの各限定200枚ずつなので,トータルで600枚しかない. トレカショップの開封状況から見ても,ジャージカードがでる割合は10ボックスに1枚くらいらしいので,運が良かった.




    2004年7月4日 BBMスポーツカードショー2


     2004BBMベースボールカード2ndバージョンの先行発売分を購入しに池袋で開催されたスポーツトレーディングカードショーに行ってきた. ここで,先行発売分の城島(ダ)&斉藤(ダ)&井川(神)&今岡(神)のBBM2004のシリアル入りカルテットジャージカードを大人買いした. BBMベースボールカード史上初のカルテットカードで,かつ50枚限定のカードということもあり,もちろん高額な値がついていた. 早速,関西人魂で値切り交渉に入るが,ディーラーの話術に敵わず,値切ってもらえなかった. そのかわりに,BBM2003TTGのレベルC小笠原(日)の100枚限定シリアルパラレル版カード(結構レアものでこちらも高額)をおまけにつけてもらって,値札の値で購入した. 今回,2ndバージョン1ボックス(30パック分)と個別にプラス10パック購入したが,個別のパックから,インサートの斉藤和巳(ダ)の04年開幕投手カードがでた. しかも,200枚限定のシリアルパラレル版カードだったのでかなり感激した. パック単位での購入で,インサートのシリアルパラレル版カードが出たのは初めてだったので嬉しかった. また,ボックスの方からは,レギュラーの本柳(オ)の100枚限定シリアル入り箔サインパラレル版カードがでた. 100枚限定シリアルパラレルカードということで嬉しいことは嬉しいが,こっちの方は,なんか微妙・・.




    2004年6月28日 小笠原道大球宴ファン投票選出


     今シーズンのオールスターゲームのファン投票結果が今日発表された. 小笠原道大(日)選手が,パ・リーグでの三塁手部門1位で選出された. 小笠原道大選手,オールスターファン選出おめでとうございます. そして,6年連続6回目の球宴の舞台でのガッツあふれるフルスィング期待しています.

    2004年球宴ファン投票結果
    セ・リーグパ・リーグ
    投(先)上原浩治(巨)投(先)岩隈久志(近)
    投(中)五十嵐亮太(ヤ)投(中)森慎二(西)
    投(抑)佐々木主浩(横)投(抑)豊田清(西)
    阿部慎之助(巨)
    城島健司(ダ)
    G・アリアス(神)
    松中信彦(ダ)
    今岡誠(神)
    井口資仁(ダ)
    小久保裕紀(巨)
    小笠原道大(日)
    二岡智宏(巨)
    川崎宗則(ダ)
    T・ローズ(巨)
    SHINJO(日)
    金本知憲(神)
    谷佳知(オ)
    高橋由伸(巨)
    和田一浩(西)
    J・ズレータ(ダ)





    2004年6月26日 オリックスブルーウェーブ


     東京ドーム(東京都文京区)にて,オリックス対北海道日本ハム戦を観戦した. オリックスが東京ドームで主催試合をおこなうのは今回が初めてである. オリックスの主催試合なので,もちろん北海道日本ハムはビジターで,ベンチは3塁側になる. ユニホームも,もちろんビジター用である. 本来ならば,北海道日本ハムは去年まで東京ドームを本拠地(ホーム)にしていたわけだから,観戦する側からしてみれば,ビジターに対する違和感があるはずだが, 今年からユニホームを一新したこともあり,東京ドームでのビジターユニホームは全然違和感がなかった. でも,これはあくまでも,日ハムビギナーである私の感覚であり,常連のファンなら,やはり,今までならベンチと応援席が1塁側だったのが3塁側に変わるのと,先攻後攻が変わるので違和感があるのは当然だと思う. それでも,やはり一番違和感があるのは北海道日本ハムの選手やコーチ陣であることは容易に推測できる.

     今日は,バックネット裏シーズンシートで観戦した. 東京ドームのバックネット裏シーズンシートでの観戦は今回が2回目である. 去年観戦した日本ハム対福岡ダイエーの
    試合では, 当時,小笠原(日)は怪我で長期欠場中であったため,その試合ももちろん小笠原は出場していなかった. だから,今回,初めて小笠原の打席を間近で観ることができた. 今日の小笠原は,5打席3打数1安打2四球(うちひとつは敬遠)で,4回の表のタイムリー安打は見事であった. 次に,今日,怪我で長期離脱中であったミスターファイターズこと田中幸雄が6番指名打者で久し振りの1軍復帰を果たした. 田中幸雄は,私が小中学生の頃からレギュラーで活躍していた選手である.当時,私と日ハムの接点は,中学の時の野球部の監督が日ハムファンだったくらいしかない. でも,田中幸雄の名前だけは小学生の頃から強烈に覚えている. 何故かと言うと,有名な話ではあるが,当時,日ハムには田中幸雄という同姓同名(漢字も読み方も全く同じ)の選手がふたりいて,そのうちのひとりが現在の田中幸雄"選手"である. ちなみにもうひとりの田中幸雄氏は去年まで日本ハムで投手コーチをしていた田中幸雄"投手"である. 私の記憶が確かなら,当時,チームでは,ふたりを区別するために若手だった田中幸雄選手のことを,たぶん相対的に小柄な体格と幸雄の幸をとって"コユキ"と呼んでいたと思う. そのコユキも,今年でプロ19年目の大ベテランになる. 今日,安打を1本打ち,2000本安打の大台まであと86安打となった. ファイターズ生え抜き選手で初となる名球会入りへあと86安打. 今年中に達成されるかどうか注目である. ちなみに,田中幸雄選手には,去年,東京ドームで開催された日本ハムのファン感謝祭「2003ファイターズファンフェスティバル」でのチャリティーサイン会で, サイン用色紙に直筆サインをして頂いたし,握手もして頂いたし,写真も撮らさせて頂いた. その時の直筆サイン色紙は,同じく小笠原選手にもして頂いた直筆サイン色紙と同様大切に保存してある.

     さて,試合内容だが,今日の両先発投手は,ムーア(オ)と金村(日). ちなみに,今年阪神からオリックスに移籍してきたムーアの登板生観戦(オープン戦・公式戦)は,私にとっては阪神時代から含め,2002年のオープン戦の初観戦から数えて5試合目になる. 今日は,両投手ともなかなかの投球内容であった. 特に金村(日)は,非常に安定したピッチングをしていて,1点差で9回裏二死まで投げ,あと一人を抑えれば,北海道日本ハム今季初の完投勝ちになるはずであったが, 走者を貯め,金村に代わりマウンドに立った横山(日)が打たれ,よもやの土壇場での同点. そして,延長10回裏一死走者なしの場面で,柔道の谷亮子選手(旧姓:田村)の夫(オ)がサヨナラ本塁打を打ち,5対4でオリックスのサヨナラ勝ち. 9回表の北海道日本ハムの土壇場での逆転劇も含め,終盤は非常に面白い展開であった. 私にとっては,サヨナラ試合は結構観戦しているが,本塁打で試合が決まるサヨナラ試合は今回が初めてであった. さらに,今回はバックネット裏シーズンシートでの観戦だったので,テレビで何度も観たことのある,サヨナラ本塁打を打った選手がホームベース付近で出迎えの選手達にもみくちゃにされる場面を目の前で観ることができた.


     最後に,大阪近鉄バファロースと合併することになるオリックスブルーウェーブという球団について少し触れたいと思う. 土井氏,伊原氏が監督時代のオリックスは采配が個人的にはあまり好きではなかった(ない)のでオリックスはあまり好きな球団ではなかった(ない)が,仰木氏が監督をしていた時は好きだった. 中学,高校生の時にオリックス戦をグリーンスタシアム神戸(神戸市須磨区)に何回か観にいったことがある(いつもビジター側でビジターチームを応援していたが). 仰木氏が監督時代の96年に,「がんばろう神戸」のキャッチフレーズのもとで,リーグ優勝,そしてオリックスとしては初(阪急時代を除く)の日本一を成し遂げた. その年は,広島に住んでいたが,リーグ優勝と日本一達成の両試合とも,テレビ放送をビデオに撮って今でも大切に保存している. オリックスの前身にはなるが,小学生の時に自分が住んでいる兵庫県がフランチャイズということもあり,一時期阪急ブレーブスにはまっていて,阪急ブレーブスの野球帽に,誕生日が自分と同じである阪急のエース山田久志投手の背番号17をマジックで書いて毎日被って小学校に行っていた覚えがある. 私はフランチャイズが同じ地元の兵庫県の阪神を応援しているが,やはりオリックスも同じ兵庫県がフランチャイズで,しかも,自治体レベルがもうひとつ下になる私の地元の神戸市に,私が中学生の時から本拠地球場を構えているので,特に応援はしていなかったがまったく興味がない球団ではなかったのは確かだ. 来季,今後のプロ野球界の再編成の状況によっては,神戸からプロ野球球団がなくなる可能性もある. 神戸出身の私としてはやはり寂しいものがある.




    2004年6月25日 日本代表小笠原道大アテネ五輪へ


     2004年アテネオリンピック野球日本代表メンバー24人の中に小笠原道大(日)選手が選出された. 小笠原選手,リーグ戦での活躍同様,アテネの地での活躍も期待しています.  

    2004年アテネ五輪野球日本代表メンバー
      
    投手安藤優也(神)内野手小笠原道大(日)
    石井弘寿(ヤ) 〃金子誠(日)
    岩隈久志(近) 〃中村紀洋(近)
    岩瀬仁紀(中) 〃藤本敦士(神)
    上原浩治(巨) 〃宮本慎也(ヤ)
    黒田博樹(広)  
    小林雅英(ロ)外野手木村拓也(広)
    清水直行(ロ) 〃高橋由伸(巨)
    松坂大輔(西) 〃谷佳知(オ)
    三浦大輔(横) 〃福留孝介(中)
    和田毅(ダ) 〃村松有人(オ)
       〃和田一浩(西)
    捕手相川亮二(横)  
    城島健司(ダ)  





    2004年6月15日 あの想い出の席で・・再び・・


     東京ドーム(東京都文京区)にて,福岡ダイエー対大阪近鉄戦を観戦した. 福岡ダイエーが東京ドームで主催試合をおこなうのは初めてである. もちろん,今日のこのカード(今季1試合のみ)は,シーズン前から知っていて,チェックはしていたが,まさか斉藤和巳(ダ)が先発に指名されるとは夢にも思わなかった. それは,カズミ(斉藤)が,プロの世界に入ってから長年,故障との戦いであったため,昨年チームでどんな状況であれ,唯一中6日の登板間隔で投げることが許されていた. そのため,昨年,カズミはあのような素晴らしい成績をあげられたと思う. もちろん今季もカズミの登板は中6日なので,1週間に一度の登板になり,シーズン初めは,登板日が土曜日であった. 2軍落ちして再び1軍に上がってからは,登板日が日曜日であった(だから先の月・火・水の東京ドームでの日ハム3連戦では登板していない). 本来なら,今週の13日の日曜日に福岡ドームで登板しているはずなのだが,福岡ダイエー首脳陣の策略で,オールスター前の重要な首位攻防戦で,かつ,相性のいい西武戦にカズミを登板させるため,それに向けて,今回中8日の調整がおこなわれた. おかげで,あきらめていた東京ドームでのカズミの登板試合を観戦できることになった. もちろん,ホーム用ユニフォームを着たカズミを生で初めて観戦できることにもなった. 来季に向けて,オリックスと大阪近鉄の球団合併,1リーグ制への移行,福岡ダイエーの身売りと,なにかと話題で持ちきりの中,公式戦(オープン戦,プレーオフ,日本シリーズを除く)でのパ・リーグ福岡ダイエーホークスとしてのカズミの東京ドームでの登板は今日がおそらくラストになるであろう. こうやって,今季,東京ドームでの福岡ダイエーのラスト試合で,カズミの登板を観ることができるようになったのは運命的なものを感じる. 私がカズミを特別に注目しだしたのは,やはり去年の9月3日の
    試合からである. もちろんその試合以前から,先発16連勝,18勝2敗というもの凄い成績をあげているピッチャーが突如現れた(長年カズミを応援しているファンにとっては”突如”という表現は失礼だが)ということで,興味は持っていた. 99年の篠原(ダ)の中継ぎでの14勝1敗,同じく99年の上原(巨)の新人での20勝4敗という成績も興味を持って見ていたおぼえがある. 特に篠原の1敗は,その一打で引退を決意したという当時大阪近鉄の"カズ"山本(近鉄→南海→福岡ダイエー→大阪近鉄:引退)の現役最終打席での本塁打だったというのもまたドラマチックである. 9月3日の朝刊の予告先発欄に日本ハム[金村]−福岡ダイエー[斉藤](東京ドーム)と載ってあるのを見つけ,どれだけ凄いのか一度は生で観てみたいなという軽い気持から知人を東京ドームでの観戦に誘った. そこでまさかカズミの被ホームランボール(打者:小笠原(日))を手にすることができるとは夢にも思わなかった. その被ホームランボールは,もちろんカズミが実際に手にとって公式戦の中で投げているわけだし,途中で審判とボール交換をしていなかったとしたら,坪井(日)と上田(日)を三振にとったボールでもある(坪井の三振後,ファールは打たれていない). だから,カズミを身近に感じ,ますます興味を持ち出した. そう,カズミが,去年大活躍していなければ,あの日東京ドームで登板していなかったら,私のプロ野球に対する生涯の思い出になった小笠原(日)のホームランボール獲得も,これだけパ・リーグに熱を持ったこともすべてなかった. すべては,9月3日の東京ドームでのカズミから始まった.

     さてさて,今回は諸事情により内野自由席と外野自由席の2枚のチケットを持っていた. もちろん,観戦するには,外野席よりも内野席の方がカズミに近いし,値段も外野席よりも内野席の方が高いことから,内野自由席での観戦の方がいいに決まっているが,私の中では迷いがあった. 東京ドームでの公式戦(プレーオフ,日本シリーズを除く)が今日で本当に最後となる大阪近鉄バファローズ側のレフトスタンドのファンと応援団の近くで観戦したいという想い, そして何よりもやはり,すべてが始まったあの想い出の席”外野席レフト側4列553番”でカズミの投球を最後にもう一度観たいという強い想いがあったので,外野席で観戦することにした. 今回も私を待っていたかのように想い出の席は空いており,外野席レフト側4列553番での観戦となった. 座席に座り,福岡ダイエーのホーム用の上下白色のユニホームと,東京ドーム内に掲げられた日本一のチャンピオンフラッグを見て,あらためて福岡ダイエーのホーム試合なんだなと実感した.

     試合内容は,序盤から終盤まで,福岡ダイエーのペースで試合が進行していった.肝心のカズミは,7回を110球9被安打3失点で,お世辞でも良いとは言えない内容ではあったが,失点をしても大崩れすることなく最小失点で切り抜け,試合を作っていった. そのあたりにエースとしての意地を見せられたような気がする. 9月3日では,カズミは9回の裏あと二人の場面で,島田(日)に代打同点本塁打を打たれて,先発17連勝と19勝目となるはずであった完投勝利が目の前から逃げて行った. だから,今日は是非,福岡ダイエーの勝利の瞬間にピッチャーズマウンドにカズミいて,完投勝利をあげて欲しいという強い想いがあったが,完投ペースのカズミに代わり,3点のリードを保ち,勝利投手の権利を持ったまま,8回の頭から守護神の新人三瀬(ダ)にマウンドを譲った. カズミに9回まで完投して欲しかったが,今回は初の中8日調整ということもあり無理をさせないのももちろん正論であろう. 福岡ダイエーにとって今季前半戦の最大の勝負どころは,オールスター前の西武3連戦で,そこにいつもの中6日間隔でカズミを登板させるための今回の中8日調整での登板だから. カズミの後を託された三瀬だが,8回に大西にソロ本塁打を打たれ2点差に. そして,最終回9回に代打山下(近)の安打と瑞季(ダ)の失策などからから1点を返され,1点差で,なおもノーアウト1,2塁のピンチの場面となった. 二塁走者の大村(近)がホームに生還した時点でカズミの勝ちはなくなってしまう. 大村の足を考えれば,どう考えても,ワンヒットで1点はとられてもおかしくない場面. 福岡ダイエーにとって最大のピンチの場面である. 今日もカズミの勝ちがなくなるのかな,でも,東京ドームでのカズミの最後の登板試合だからカズミに勝ち星がついて欲しい. 9月3日に果たせなかった(ちなみに9月24日の試合でも果たせなかった)東京ドームでのカズミの勝ち試合, 今日,本当に最後の登板でこの機会を逃したらもう二度と観ることができない,カズミを初めて生で観たこの想い出の席で・・. なんとしてでも三瀬には大阪近鉄の後続を無失点で抑えて欲しい. 確率的には,1点は取られてもしかたのない場面,でも前回の小笠原(日)の場面と同様,両手を組み,祈るようにピッチャーズマウンドの三瀬を見守る. まず,北川(近)を中飛に抑えて,ワンアウト1,2塁になった・・. 一時的ではあるが,ひとまず,胸をなで下ろす. しかし,次の打者は,一発のある中村(近). すぐさま再び緊張が走る. そしてまた,両手を組み,祈るようにピッチャーズマウンドの三瀬を見守る・・. お願い・・,抑えて欲しい・・.カズミが勝利投手になるために・・. 中村紀が打った・・.打球は一塁へ・・.結果は一塁併殺打でそのまま試合終了. 福岡ダイエーが1点差を保ったまま6対5で勝った. カズミが勝利投手になった. この想い出の席で・・,9月3日は手中に収めかけかけていた勝ち星がスルリと逃げて行った. でも今回は,三瀬の力投でカズミに勝ち星がついた. 9回最大のピンチを三瀬が乗り切ってのカズミの勝ち星,しかもこの”想い出の席”で観戦してのカズミの勝ち試合. 本当にうれしかった. またまた前回の小笠原(日)のときと同じになるが, 想いが通じた. 三瀬とカズミにはなんの関係もない私の勝手な想いだが,私にとっては想いが通じたと感じた. カズミ,そして三瀬,ありがとう. 本当にありがとう. 去年の9月3日の試合,一週間前の小笠原の試合も含めて,この”想い出の席”で奇跡が起きた. 実際は,私の存在なんて試合には全然関係ないのだが私にとっては奇跡と信じたい. 今日も体調が良くなく,微熱がある中での観戦だったが,本当に今日東京ドームに観戦に行ってよかった. またまた勇気をもらった. 本当に本当にありがとう,斉藤和巳投手.東京ドームでの”ホームゲーム”でのお立ち台での斉藤和巳投手の姿は一段と凛々しかった・・. 斉藤和巳復帰後先発4連勝,福岡ダイエーが連続試合5点以上の日本記録を18試合に更新中,しかしそんなのどうだっていい.

    想い出の席,

    東京ドーム外野席レフト側4列553番

    もうここに座ることはない.

    この番号は私の心の中に斉藤和巳投手と小笠原道大選手の名前と共に永遠に刻み込まれるであろう.




     さて,先程,「この”想い出の席”で奇跡が起きた」と書いたが,試合開始直前にも奇跡が起きている. 日本のプロ野球では最近,ホームゲームの選手が1回の表の守備につく際に,ファンサービスとして,スタンドの観客席に自身のサインボール数球投げ入れる慣習がある. 今回私は外野レフト側スタンドで観戦していたわけだが,1回の表にホームである福岡ダイエーのバルデス選手(昨年の福岡ダイエー100打点カルテットのうちのひとり)が,レフトの守備につく就く際に大阪近鉄ファンばかりいるレフトスタンドの観客席にサインボールを2球投げ入れた. 2球目を観客席に向かって投げた瞬間これは来るぞと感じ,反射的に,ボールの軌道から,すばやく落下予測地点へ2,3歩移動した. 同じくサインボールを求めて周りに5,6人は集まってきたが,ボールが一番高い位置に到達したときに,軌道から,相当な横取りがない限り捕れると確信した. そして確実に両手でダイレクトにサインボールを捕球した. ダイレクトなので,バルデス(ダ)と私の間でキャッチボールをしたわけだ. 初めてキャッチボールをした少年のような気分になり嬉しかった. 中学生の時,野球部でまじめに守備練習をしておいて良かったと今頃感じた. ホームランボールとファンサービス用のサインボールと種類は違えど,全く同じ席,あの想い出の席,”東京ドーム外野席レフト側4列553番”で2回もボールを獲得できたことは奇跡としか考えられない. たまたまだろうけど,やはり想い入れが大きい席だけに,これまた運命的なものを感じる. やっぱり斉藤和巳目当てで球場に足を運ぶと,ボール獲得とがあるみたい.

       





    2004年6月12日 東京ドームで広島を想う


     夜,渋谷か後楽園に所用があり,優先順位からとりあえず後楽園に行った. 後楽園で所用の件について聞くと,それを満たすには,ローソンへ行くしかないとのこと. せっかく後楽園に来たので,東京ドーム(東京都文京区)にて,巨人対広島戦を観戦した. もちろん,巨人戦なので,当日外野立ち見券(1,000円)にて,外野一階席最後方の通路で立っての観戦である. 今日は私にとって東京ドームでの初めての広島東洋カープの観戦. 夏に広島まで足を運ぼうと計画中の私には,広島東洋カープに対する想いは強くなるばかり・・. 球場では,阪神戦以外は基本的には,特に一方のチームに極度の肩入れをして応援することなく,座って黙々と冷静にひとつひとつのプレーを観戦する私にとっては, 今日は広島ファンと共に,異例の声を上げての応援をした. もちろん,それは先に述べたとおり,今,広島に対する想いが強いからである. 今季,日ハム戦で数試合,メガホンを用いて応援歌を歌う等の応援スタイルをとったことがあるが, 日ハム以外では今日の広島が初であった. 広島の,選手名を交互に連呼する独特な応援スタイルは非常に楽しい. 広島に住んでいた時に,当時(今でもそうだが)熱烈な阪神ファンだった私に,サークルで,”嫌々ながら”広島東洋カープの応援歌「それゆけカープ」を憶えさせられて,歌わされた経験があるが, 7回の広島の攻撃前に歌うその「それゆけカープ」も今となっては心地よくもあり,懐かしい. さて,今日は,立ち見ということもあり,5回の裏から7回の裏までの限定観戦であったにもかかわらず,小久保(巨),高橋由伸(巨),ペタジーニ(巨)の本塁打を生で観て,ただ巨人の重量打線に圧倒されるばかり・・. 今日は試合自体は全体の3分の1程度の観戦であったが,試合の得点場面の半分以上は観戦したことになる. 試合結果は,7対2で巨人の勝ち.

     帰りに渋谷の道玄坂のローソンで所用を済ませ,そのまま帰路についた.




    2004年6月7日 あの想い出の席で・・


     東京ドーム(東京都文京区)にて,北海道日本ハム対福岡ダイエー戦を観戦した. 今日は久し振りの東京ドームでのファイターズ対ホークス戦. 今季は今日の試合を含めて,明日,明後日と3試合しかない. 来季からは北海道日本ハムは東京ドームでの主催試合をおこなわないという噂もちらほらと聞こえてくる中, 私としても昨年の一番の想い出でもあるこの対戦カード,東京ドームでのファイターズ対ホークス戦,どうしても今日観たかった. そして,観戦場所は昨年9月3日の
    あの試合のあの想い出の席,そう,斉藤和巳投手(ダ)から打った小笠原道大選手(日)のホームランボールを捕った席と同じ席で・・.

    東京ドーム外野席レフト側4列553番.

    ちなみにその時のホームランボールは,ひとつ前の席3列553番に着弾した. 日ハム戦は外野席はすべて自由席にもかかわらず,何故ここまで詳しく座席場所が判るかというと, 去年,ホームランボールを捕った当日のスポーツニュース「すぽると」(フジテレビ)で,小笠原選手のホームランの場面が再生されているところを録画したビデオテープと, 今年,TBSから発売されたDVD「北海道日本ハムファイターズオフィシャルDVD〜北海道にはばたけ小笠原道大ファイターズ強力打線とともに〜」に収められている2003年の小笠原選手のホームラン場面集で映っている自分の位置から特定できたからである. そして,今日も外野席レフト側4列553番で観戦できた. 球場に入った時間が比較的早かったため,運良く空いていた. さて試合内容は,まず福岡ダイエーの先発,新外国人グーリンは,ストレートの最高速度が130km/hも出ないのに,変化球を使いこなしてか,何故か気がつけば北海道日本ハムの強力打線を抑えている. 不思議だ. グーリン(ダ)の投球は,今年のオープン戦でも観ているが,一昨年に通算176勝で現役を引退した星野伸之氏(阪急→オリックス→阪神:引退)を彷彿とさせる. スピードの出ないストレートと変化球で気がつけば何故かパワーバッターを抑えている. 共通点が多い. 同じ左腕だし. グーリンは外国人ということで,これまた興味をそそられる. ちなみに今日のグーリンの128km/h程度のストレートに対して,後ろで応援していた若者が「やっべ〜!ちょ〜はえぇよ!さすがプロだよ!」と言っていた. 心の中で「おい!」とつっこまずにはいられなかった. 次に,最終回に登板した北海道日本ハムの河本は,先日巨人から移籍したばかりなのに,昨日の札幌ドームでの試合に引き続き,1回を無失点で抑えた. "ムネリン"川崎宗則(ダ)に三塁打を打たれはしたが,素晴らしい投球内容でピンチを乗り切った. この調子でいくと,北海道日本ハムにとっては,左腕の高橋憲が開幕早々今季絶望となった中で,河本は貴重な左の中継ぎ戦力になるであろう. 今度は,福岡ダイエーの打撃陣だが,すべての得点がホームランで,合計5本のホームランを放ち9点をあげた. その中でもズレータ(ダ)の2階席看板直撃の特大ホームランは圧巻だった. 外野席で観戦しているのにその遥か上をボールが飛んで行ったので,見上げるようにボールの軌道を追うことができた. ボールは看板に直撃した後,そのまま閉鎖されている2階席に落ち,外野自由席に落ちてくることはなかった. さてさて,お目当ての小笠原選手(日)だが,第一打席はタイムリー二塁打,第二打席は投ゴロ併殺打,第三打席はタイムリー安打,第四打席は安打. 九回の裏の最終回が始まるまで,すでに3安打猛打賞2打点の大活躍. 球場で観戦している側としても十分満足のいく内容ではあるが,私にとってはどうしても打って欲しいものがあった.それはもちろんホームラン・・. ここ東京ドームで,この想い出の席で,しかも”ホークス”相手に打つガッツ(小笠原)のホームランが観たかった. 最終回,北海道日本ハムは9番から始まるため,3番のガッツまで打席がまわるには,最低ひとりは出塁しなくてはならない. 祈る思いで応援する. ホームランはともかく,とにかくもう一打席ガッツの打席が観たい. 先頭打者の9番金子(日)に代わる代打上田(日)が,まず二ゴロでワンアウト. 次の1番坪井(日)が死球で出塁(代走島田(日)),しかし2番SHINJO(日)がサードにゴロを打ち,一瞬ダブルプレーでこのまま試合終了かと思いきや,サードの笹川(ダ)がエラーをして, そのままワンアウトランナー1,2塁で念願の3番ガッツに打順が回って来た. もう一打席観ることができるだけでも嬉しかったが,ここまで来たら是非ホームランをと両手を組み,祈るように左打席のガッツを見守る. ホームランを打ってくれたらうれしいな・・. タイムリーヒットでもいいかな・・. トレードマークのヘルメットを飛ばすフルスイングでの三振でもいいかな・・. とにかく最後の打席,ガッツの思い切ったプレーが観たい・・. 東京ドームでのファイターズ対ホークス戦はもう観戦ができなくなるかもしれないから・・・. 佐藤(ダ)の暴投で,ワンアウト2,3塁になった・・. そして・・・,佐藤(ダ)の6球目をガッツが豪快にバットを振り抜いた・・.

    打球は左中間のスタンドへと消えていった・・・・・・.

    想いが通じた. ガッツにはなんの関係もない私の勝手な想いだが,私にとっては想いが通じたと感じた. ダイエーファンでいっぱいのレフト外野席で,この”想い出の席”で,ひとりガッツポーズをし,小さく雄叫びをあげた. ガッツありがとう. 本当にありがとう. 願いって叶うもんなんだね. 実は明日は私にとって,重要なイベントがある. 正直言って体調もあまり良くなく,今日観戦するかどうかすごく迷っていたが,明日,明後日観戦できるかどうかわからない状態だったので,少し無理をしたが, 本当に今日東京ドームに観戦に行ってよかった. 勇気をもらった. 本当に本当にありがとう,小笠原道大選手.小笠原道大3試合連続本塁打で今日5打数4安打5打点,試合結果は9対6で福岡ダイエーの勝ち,しかしそんなのどうだっていい.

    最後に,福岡ダイエーの王貞治監督,監督通算1000勝おめでとうございます.




    2004年6月4日 東京ダービーマッチ


     最近,体を動かしていないので,仕事の帰りにふらりと神宮外苑の神宮バッティングドームに寄って,バーチャル松坂の100km/hの直球を40球打った. 今日は神宮外苑にやたらと人が多いなと思っていたが,今日は神宮球場で通算1999本安打中の清原(巨)が2000本安打を決めるかどうかという試合があることに気づくのにそんなに時間はかからなかった. せっかくなので,野球を観て帰ろうと思い,明治神宮野球場(東京都新宿区)にて,ヤクルト対巨人戦を観戦した. セ・リーグの観戦は今季初. 同じフランチャイズ保護地域(東京都)を持つ2チームの東京ダービーマッチの観戦も今回が初. 私自身,ダービーマッチ戦を観戦するのは,一昨年のオリックス対阪神の
    兵庫ダービーマッチ(但し,オープン戦)以来,2度目になる. ちなみに,日本のプロ野球でダービーマッチを観ることが出来るのは,この東京都と兵庫県だけである. さてさて,試合内容だが,球場に入ったのが1回の裏のヤクルトの攻撃中だったので,肝心の清原は1回の表に中前打を打ち,すでに2000本安打を達成済み. 清原の第二打席の三ゴロ,第三打席の三ゴロは球場で観たが,所用から,5回試合成立時と同時に球場を後にした. その後自宅で,第四打席の三振をテレビで観戦し,テレビ放送終了後の第五打席の通算2001安打目となる本塁打をラジオで聴いた. 第三打席を球場で生で観戦して,第四打席を自宅のテレビで観る.なんと神宮と自宅の距離が近いことか・・. 試合結果は7対4でヤクルトの勝ち.

     今日は清原で持ちきりだったが,生で観ることが出来た小久保(巨)のレフトスタンドへの弾丸ライナー本塁打は見事であった.




    2004年5月30日 ミントトレカフェスタ


     池袋で開催されたミントトレカフェスタに行ってきた. ここで,小笠原(日)のコナミプライムナイン2003のゲームユーズド・ジャージピースと,小笠原(日)のBBM2002のジャージナンバーシリアル(002/100)入りオールスターカードと,小笠原(日)のプライベートサインボールを大人買いした. また,今回ずっと前から探し続けていた小笠原(日)のBBM2002のボールカードを発見し,念願かなってやっと手に入れることができた.




    2004年5月23日 松坂v.s.斉藤和巳


     西武ドーム(埼玉県所沢市)にて,西武対福岡ダイエー戦を観戦した. 両チームの先発は,今年はいまいち調子が上がらない西武の松坂と,再調整のために1ヶ月以上2軍落ちしていて今日がその復帰戦となる福岡ダイエーの斉藤和巳であった. 昨年は,両投手ともに最優秀防御率のタイトルを分かち合い,大活躍でシーズンを終えた. そんな2人の昨年の先発直接対決は3試合あり,斉藤(ダ)は3勝0敗,松坂(西)は0勝2敗と対称的に斉藤の方に分が上がっている. さてさて,両投手の投球内容は,松坂(西)が5回6被安打3失点で降板したのに対し,斉藤(ダ)は8回を4被安打2失点,途中5者連続三振を含む11奪三振で投げきった. 特に,3回以降の斉藤(ダ)は制球良し,配球良しの圧巻の投球内容であった. 見事,斉藤(ダ)に開幕戦以来,約2ヶ月ぶりの勝ち星がついた. そして私にとっては,去年からの斉藤(ダ)の登板試合の生観戦で,5試合目にして初の勝ち試合(斉藤に勝ち星がつく)を観戦することができた. お立ち台でのカズミの姿は凛々しかった.

     今日,福岡ダイエーの斉藤和巳投手は,1ヶ月以上の2軍での調整を終えて見事に復活した. 明日,札幌ドームでの福岡ダイエー戦で,北海道日本ハムの小笠原道大選手が右第12浮肋骨骨折で登録抹消されてから約2週間振りに1軍の試合に復帰する予定である. 後は,昨年の9月から,声帯ポリープの除去手術後,静養中につき無期限音楽活動休止中であるシンガーソングライターの鬼束ちひろさんが復帰してくれれば私としては嬉しい限りであるが,鬼束さんには無理をせずに万全の体調になるまでゆっくりと休んでいただきたい.




    2004年5月21日 川尻炎上


     東京ドーム(東京都文京区)にて,北海道日本ハム対大阪近鉄戦を観戦した. 大阪近鉄の先発は,今年阪神からの移籍1年目で緩急を使った投球で久し振りの好成績を残しているベテラン川尻(そう言えば阪神時代にノーヒットノーランを達成したこともあったな・・). 結構阪神時代から好きな(投球)タイプの投手であった.私にとっての川尻の登板試合生観戦は,阪神がウエスタンリーグ優勝を決め,岡田現阪神監督が宙に舞った
    試合以来である. ちなみにその試合では川尻は先発登板で勝ち投手になっている. 川尻は,阪神の暗黒時代(90年代後半から01年くらいまで)を藪(神)とともに,阪神の2大エースのひとりとしてチームを支えてくれていた. そんな川尻と,今日の北海道日本ハム打線の1番坪井,2番SHINJO(同じく阪神の暗黒時代を打撃と守備で支えた2人)との対戦を観ていると,ノスタルジックなもの感じずにはいられなかった.

     さてさて,そんな川尻投手(近)ではあるが,今日は,変化球が甘いコースにいったせいか,小田(日),セギノール(日),SHINJO(日)に本塁打を打たれて,1回と3分の2の投球回数で,7被安打6失点の大炎上でそのまま降板. 試合内容は,前半は"セギ様"ことセギノール(日)の左右両打席連続本塁打などもあり,完全な北海道日本ハムペースで試合が進み,中盤から中村(近)の2点本塁打などもあり,大阪近鉄が接戦に持ち込んだが,最後及ばず,結局,9対5で北海道日本ハムの勝利.

     それにしてもセギノール(日)の成績(5月21日現在,44試合消化時点で,打率.410 42打点 19本塁打)は驚異的である. アリアス(神)の活躍といい,元オリックス在籍の外国人選手は異様に活躍する傾向がある.オリックスは助っ人外国人選手を解雇する時は,もう少し考えなければならないのでは・・.




    2004年5月2日 首位独走


     千葉マリンスタジアム(千葉市美浜区)にて,千葉ロッテ対西武戦を観戦した. 今日は,寝坊をしたため,球場に入ったのは2回の裏二死走者なし打席にフランコ(ロ)が入っているときであった. さてさて,今日の目当ては,千葉ロッテ先発の渡辺俊のサブマリン投法を生で見ることであった. 一昔は,山田久志氏(元阪急)を始め,下手投げ投手はかなりいたが,今では,地面すれすれから投げる下手投法は非常に珍しい. しかし,その肝心の渡辺俊が,4回と3分の1で,6被安打5失点で降板し,負け投手になった. 球場に入ったのが2回の裏だったので,私にとっては,実質2回と3分の1の投球回数しか観ることが出来なかった. 試合結果は5対3で,西武の勝ち. 西武は今日の勝利で両リーグ20勝一番乗り,パ・リーグの首位を現在独走中.

     帰りにプレナ幕張で開催中の,BBM社主催の「日本プロ野球70周年特別展・ベースボール栄光の70年史展」に立ち寄り, そこで,日本人初のメジャーリーガー村上雅則氏(南海→サンフランシスコ・ジャイアンツ→南海→阪神→日本ハム)の直筆サインボールを購入した.




    2004年4月29日 市ヶ谷カードショー


     市ヶ谷で開催されたトレーディングカードショーに行ってきた. ここで,小笠原(日)のBBM2003のボールカードと斉藤(ダ)&井川(神)のBBM2004のシリアル入りコンボジャージカードを大人買いした. 特に,斉藤&井川のコンボジャージカードは,50枚限定のカードなので,”かなり”高額の値がついていた. 少し買うのをためらったが,2003年のセ・パ両リーグで共に20勝での最多勝と沢村賞を受賞した両投手のコンボカードということもあって, 昨年,野球観戦に燃えに燃えた記念にということで,結局購入することにした.

     カード購入時にもらえる抽選券で実施される抽選会で,見事,BBM2004野球オリジナルバインダー(税込価格3,990円)が当たった.




    2004年4月19日 ガッツ生HR


     西武ドーム(埼玉県所沢市)にて,西武対北海道日本ハム戦を観戦した. 結果は7対3で,西武の勝ち. 今日先発の大沼(西)は6回4被安打2失点の活躍で見事プロ初勝利を収めた.

     今日とうとう,"ガッツ"小笠原(日)の本塁打を生で観ることが出来た(観届けることが出来た). そう,私が観戦した試合では,
    あの日以来の本塁打である. 嬉しかった. ライトスタンドへ消えていくボールの軌道がとても美しかった. もうそれだけで十分. ありがとう,ガッツ.




    2004年4月17日 勝てぬ


     西武ドーム(埼玉県所沢市)にて,西武対福岡ダイエー戦を観戦した. 今日は,東京ドームの北海道日本ハム対千葉ロッテ戦で,共に復活を賭けた"ガンちゃん"岩本(日)と"ジョニー"黒木(ロ)の先発対決があったので,東京ドームの試合の方に結構興味を持っていたが,福岡ダイエーの先発が斉藤和巳ということで,斉藤和巳ウォッチャーの私は結局西武ドームの方に足を運んだ. 今日の斉藤も,前回前々回の登板と同じく昨年の投球内容とは程遠い内容で,3回5被安打4四死球6失点の大乱調. 4月17日現在,4試合1勝2敗・防御率8.14と去年の成績を考えると別人のようである. 斉藤降板後に,城島(ダ)の3点本塁打等で福岡ダイエーが6点を挙げ同点に追いついたために,斉藤の負けは無くなったが, 最終回,もつれにもつれ,結局,貝塚(西)のサヨナラ安打で西武が8対7で勝利を収めた.

     参考まで・・,東京ドームの岩本と黒木の対決は,岩本の方に軍配が挙がり,実に2年ぶりの勝ち星を挙げた.




    2004年4月16日 カムバックto東京


     ファイターズが東京ドームに戻ってきた.今季から札幌に移転した北海道日本ハムは,今季は東京ドームでの開催ゲームとして12試合(ビジター試合を含めると14試合)を組み込んでいる. 今日がその初戦となった. というわけで,東京ドーム(東京都文京区)にて,北海道日本ハム対千葉ロッテ戦を観戦した. 今日は完全な投手戦で,ルーキー初先発の押本(日)が,千葉ロッテ打線を5回を4安打1失点(自責点0)で抑え,見事プロ初勝利を挙げ,2対1で北海道日本ハムの勝ち. 今日も,
    先のオープン戦に続き,ここ東京ドームで,しかも公式戦では初めて坪井(日)の本塁打を生で観ることができ,嬉しい限りである.

     今日の見所は,まず,北海道日本ハムの内野陣の華麗な守備. 普段は守備に不安のあるセカンド木元だが,今日はフランコ(ロ)の安打性の打球を2回もファインプレーでアウトにし,またショートの"名手"金子も素晴らしいプレーを観せてくれた. 次に,8回の北海道日本ハムの投手交代時に,外野陣のSHINJO,坪井,上田がセンターの位置で集まり,いつもの様にSHINJOがグラブを頭にかぶるスタイルをとり,次に坪井が同様にグラブを頭にかぶり,さらには上田までグラブを頭にかぶり,3人で談笑していた. 坪井のそのような行為を観るのは,私を含め,阪神時代のクールなイメージを持っている人にとっては衝撃的なことであろう. 明らかに坪井はパ・リーグ,特に日本ハムに来てから雰囲気が変わった. ある雑誌の坪井本人の発言で,「阪神時代は何もしなくてもファンがみんなついてきたが,日本ハムにきてからは,球場に観客がなかなか来ず,選手から積極的にファンと交流する必要性や,ファンの大切さを身にしみて感じた.」といった感じの内容の文章を読んだ覚えがある. 確かに,日本ハムにきてから,ファンに手を振る機会が多くなったし,笑顔を見せることも多くなり,また今日みたいな"おちゃらけたこと"をするようになった(まぁ,阪神時代からSHINJOとは仲が良かったということもあるが・・). こういった坪井の変わり様を観ていると,やはりパ・リーグはファンとの距離も近いし,改めて純粋に野球を楽しめるリーグだなということを感じた.




    2004年4月11日 BBMスポーツカードショー


     ベースボールカードを購入しに池袋で開催されたスポーツトレーディングカードショーに行ってきた. ここで,坪井(日)のBBM2003のシリアル入り直筆サインカードと小笠原(日)のBBM2002のシリアル入りバットカードを大人買いした. また,いくつか購入した福袋で,吉崎(日)のBBM2003のボールカード, ヤクルト時代の副島(現在はオリックス在籍)のFB'99のプライベート直筆サインカード, さらに松坂(西)のBBM2000のプライベート直筆サインカードが当たり,なかなかの収穫があった.




    2004年4月5日 関東での今季初戦


     千葉マリンスタジアム(千葉市美浜区)にて,千葉ロッテ対北海道日本ハム戦を観戦した. 北海道日本ハムにとっては,今日の試合が札幌に移転してからの初めての関東地方での試合であった. 試合結果は4対1で千葉ロッテの勝ち. 北海道日本ハム先発の岩本は,悪いながらも試合をつぶさない辛抱の投球内容であったが,日ハム打線が沈黙し岩本を援護することが出来なかった. 前日まで連日,日ハム打線は大爆発していただけに残念である. 今日の個人的な見所は,6回の表の小笠原(日)のセンターへの痛烈な打球を,センターの井上(ロ)がフェンスにぶつかりながらもダイビングキャッチをした好プレーと, 6回の裏の李承Y(ロ)の豪快な本塁打くらいであろうか・・.




    2004年4月3日 斉藤和巳ビジターで負ける


     千葉マリンスタジアム(千葉市美浜区)にて,千葉ロッテ対福岡ダイエー戦を観戦した. 今日の福岡ダイエーの先発は斉藤和巳. 昨年の斉藤和巳のビジターでの成績は,9試合登板で7勝0敗であった. 昨年は斉藤和巳の登板試合を東京ドーム(ビジター:日本ハム戦)で2試合観戦したが,両試合とも勝ちはつかなかった. つまり,昨年は,私が球場で観戦しなかったすべてのビジターでの試合で勝利投手になっている. そして,今日が斉藤和巳にとって今季初めてのビジター登板になったわけだが, 結果は,フランコ(ロ)に犠飛と今季2号の本塁打を打たれて2失点. さらにベニー(ロ)に走者一掃の3点二塁打で3失点. 計7回を投げて5失点で降板した. 一方,千葉ロッテ先発のミンチーは,4回までをパーフェクトで,9回途中まで4被安打2失点の好投をし,結果5対2で千葉ロッテが勝ち,斉藤和巳(ダ)に今季初黒星がついた. 今日,斉藤和巳がビジターで負け投手になったため,2000年7月29日のオリックス戦(GS神戸)で負け投手になって以来,自身2度目のビジターでの負け投手になった. これで,斉藤和巳のビジターでの連勝記録も12でストップした.

     斉藤和巳の勝ち試合を観戦できるのは果たしていつになるやら・・.




    2004年3月28日 MLBプレシーズンゲーム


     知人の厚意により,東京ドーム(東京都文京区)にて,MLB開幕戦プレシーズンゲーム,阪神タイガース対タンパ・デビルレイズ戦を観戦することが出来た. メジャーリーグのチームの試合を生で観るのはもちろん今回が初めてのことであった. 試合内容は,6回まで伊良部(神)がデビルレイズ打線を,バルデリ,クルーズのソロホームランのみの2失点,7回は江草(神)が三者凡退の好投で守り抜き, 打線では,アリアス(神)の3安打1本塁打の活躍もあり,7回までにチームで13安打を量産し,7対2で阪神が5点のリードを保っていた. しかし,ここからメジャーリーガーの意地が出たのか,8回にマルティネス(デ)のタイムリーヒットとバルデリ(デ)のこの試合2本目のツーランホームランで3点を返し, 2点差で向かえた9回に,ツーアウトランナーなしから,阪神ファンの「あと一人」コールが鳴り響く中,ガスライト(デ)のヒット,そしてルーゴ(デ)のまさかの同点ツーランホームランで土壇場で追いつき, 結局,7対7の引き分けで終わった.

    この光景どこかで観たぞ・・.

    そうだ
    あの試合だ.


     試合後に,知人に案内してもらっての久し振りの"アキバ"訪問. マニアックな世界に少し浸ってから帰路についた.




    2004年3月27日 パ・開幕戦


     西武ドーム(埼玉県所沢市)にて,パ・リーグ開幕戦,西武対千葉ロッテ戦を観戦した. 昨年に引き続いてのプロ野球の開幕戦の観戦ではあるが,昨年の開幕戦,
    横浜対阪神では,1回の表の途中に球場に入ったため, 今回初めてオープニングセレモニーや国歌独唱,始球式等を観ることが出来て,いかにも開幕戦という雰囲気を味わえた. 試合結果は,5対3で千葉ロッテの勝ち. 今日の試合の注目は,なんといっても西武の開幕投手の松坂対千葉ロッテの新外国人トリオ,李承Y・ベニー・フランコである. 結果は,李承Yは4打数1安打1打点,ベニー3打数2安打1打点,フランコ4打数無安打無打点. 上位打線では波留,福浦,堀を含めて,フランコを除いては千葉ロッテ打線が大爆発. 松坂(西)の制球がいまいちというのもあったが,今季の千葉ロッテの打線はかなり期待が持てそうだ. 守備陣も良く,投手陣にも期待が持てそうなので,今日みたいに打線がつながれば,意外と千葉ロッテはシーズン終盤に優勝争いに絡んでくるかも・・.

     それにしても,千葉ロッテの応援団はいつ観ても圧倒されてしまう・・.凄すぎ.




    2004年3月21日 オープン戦3


     千葉マリンスタジアム(千葉市美浜区)に,千葉ロッテ対福岡ダイエーのオープン戦を観戦しに行った. 個人的には,神宮でのヤクルト対中日での石川(ヤ)のピッチングを観に行きたかったが(2001年セ・リーグ新人王.去年,登板試合5試合観戦.個人的に将来のプロ野球界を代表する小さな大エースになると期待している.直筆サインボールも保持), 幕張で斉藤和巳(ダ)が,開幕投手への調整登板で2,3回の短イニング投げるという情報を聞き,斉藤和巳は今年からは関東地区ではなかなか観れなくなるので,幕張へ行くことに決めた. 今日の福岡ダイエーの先発は,予想通り,オープン戦で好成績を残している開幕投手候補の新垣であった.斉藤和巳は2番手で登板した. 結果は,新垣が4回4安打5四死球3失点に対し,斉藤和巳は2回2安打2四球無失点. 福岡ダイエーは今日でオープン戦のすべての試合を消化したわけだが,果たして来週の土曜日の開幕戦の開幕投手に選ばれるのは,本命斉藤和巳か,それとも今日を除く試合で結果を残した新垣か,どちらが選ばれるのか楽しみである.

     さて,今日の試合の3回裏千葉ロッテの攻撃でワンアウトランナーなしの場面で打席には新外国人フランコ(ロ)が入った. ノーストライク・ツーボールからの新垣(ダ)が投じた3球目をバックネット裏3塁よりへファールボールを打ったのだが,偶然そこで観戦していた私は見事にそのファールボールを獲得することが出来た.
    どうも斉藤和巳目当てで球場に足を運ぶと,ボール獲得と縁があるみたい.

       


  • 2003年9月3日:
    東京ドーム外野自由席(レフト側)で,斉藤和巳が投げ,小笠原(日)が打ったホームランボールを獲得.

  • 2003年9月24日:
    東京ドームバックネット裏シーズンシートで,斉藤和巳が投げ,上田(日)が打ったファールボールを僅差で中年サラリーマンとの獲得争いに負け獲得出来ず.
    (※ファールボールは一つ前の座席を直撃)

  • 2004年3月21日:
    千葉マリンスタジアム特別内野自由席(バックネット裏3塁側寄り)で,新垣(ダ)が投げ,フランコ(ロ)が打ったファールボールを獲得.
    (※オープン戦.斉藤和巳は新垣の後続2番手で登板)

     獲得した2つのボールの両方とも,城島健司捕手(ダ)が絡んでいる(キャッチャーミットで捕って,手で投げている)ところは興味深い.




    2004年3月20日 オープン戦中止


     雨の降る中,ヤクルト対福岡ダイエーのオープン戦を観戦しようと明治神宮野球場(東京都新宿区)に行ったが,予想通り雨天中止であった. せっかく神宮外苑まで来たので(といっても自宅から20分弱),バッティングセンターでバーチャル井川(神)を40球打って退散した. 神宮球場へは定期券で行くことが出来るので,金銭的損害はなし. 今日は,開幕投手の座をかけた福岡ダイエーの斉藤和巳投手のラスト登板の予定であったが,それを観ることが出来なくて残念であった. 果たして一週間後のパ・リーグ開幕戦の開幕投手に福岡ダイエーからは誰が選ばれるのであろうか・・.

     今までプロ野球の公式戦及びオープン戦を50試合以上観戦しているが,自分が観戦しようと予定していた試合が雨で中止になったのは,1993年のオリックス対西武(GS神戸)以来,今回が2回目のことである. 雨の日にドームでの観戦が数試合あったが,それを考慮にいれても,今まで天気に恵まれていたと実感した.






    2004年3月17日 オープン戦2


     東京ドーム(東京都文京区)に,北海道日本ハム対大阪近鉄のオープン戦を観戦しに行った. 試合のスコアは以下の通りで,オープン戦とはいえ,両チーム合わせて35安打27得点の中身の濃いい乱打戦であった.投手陣にもう少し頑張ってもらいたい.

      RHE
    大阪近鉄
    1318
    北海道日本ハム×1417

    バッテリー
    (日):ループ,加藤,伊達,芝草,[勝]横山,[S]建山−高橋信,實松
    (近):阿部健,吉田,岡本,[負]福盛−的山,北川,藤井

    ホームラン
    (日)木元(1号),金子(1号),坪井(1号),高橋信(3号)
    (近)大村(1号)

     私の
    先輩の友人でもある大村(近)の先頭打者初球本塁打で幕を開けたこの試合. 何故か両チームとも応援団の鳴り物がなく,5回までは両チームとも選手の応援歌もなかったので,ボールがバットに当たった時の音や,ボールがキャッチャーミットに入った時の音が球場内に響きわたり,メジャーリーグさながらの臨場感が味わえた. 大阪近鉄の先発投手の阿部建のピッチングは,私にとっては去年の大阪ドームでの試合以来であったが,変化球でカウントをとることが出来て,ストレートもそこそこ走っており,失点も5回を木元(日)と金子(日)の2点本塁打のみの4点で,高卒プロ入り2年目にしてはまずまずの投球内容であった. 阿部建は,新人王の資格を保有しているので,是非今季のパ・リーグの新人王を狙ってもらいたい. 今日の試合で良かったことは,オープン戦とはいえ実戦で坪井(日)の本塁打を生で観ることが出来たことである. 私にとって昔から,阪神の選手(当時),いやプロ野球選手の中での唯一の"ひいき"選手であり,憧れの選手であった. 坪井のバッティングフォームは芸術的であり,美しく,また,安打も量産出来る.阪神時代に新人で2リーグ分離後の最高打率の記録をつくっただけのことはある. あの野村克也氏も阪神の監督時代に,坪井のことを天才的バッターと絶賛していた. 結局,阪神在籍時は数年怪我に悩まされて,再起をかけて昨年日本ハムにトレードでやってきたわけだが,見事にその才能が再び開花した.嬉しい限りである. ちなみに今はもちろん"ひいき"選手は坪井選手だけでなく,小柄な体格からでるフルスイングで,2年連続パ・リーグ首位打者,また本塁打も量産出来る日本を代表する最強スラッガー小笠原選手(日)もそうであることは言うまでもない.




    2004年3月13日 オープン戦


     横浜スタジアム(横浜市中区)に,横浜対北海道日本ハムのオープン戦を観戦しに行った. オープン戦の観戦は2年振り. 結果は6対4で北海道日本ハムが勝利をおさめた. 今日の横浜の戦いぶりは,加藤(横)を除く投手陣の崩壊,失策の連続,そして,4得点のうちの3得点が,T・ウッズ,河野,佐伯のソロホームランといった具合で,去年最下位を独走していた時と同じ内容であった. さてさて,今年のシーズン中の横浜はどうなることやら・・.


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